■道路工事について
道路で行われている工事は全般的に路上工事と呼ばれ、路上工事には占用工事・承認工事・道路工事の大きく3つに分けられます。
占用工事…水道やガス、電気など様々な業者が占有して行う工事のことです。たとえば道路に管や線などを新設する場合には「新設工事」、古くなった線などを更新する「更新工事」などが挙げられます。どの工事も道路占用許可を得る必要があり、これ以外にも供給工事と言われるケースもあります。
承認工事…基本的には個人が道路管理者の承認を得たうえで行う工事のことです。費用がかかるケースも多いので、自費工事と呼ばれることも。たとえば自宅の車庫の前の歩道の段差をなくすための工事なども、この承認工事にあてはまるでしょう。またガードレールの撤去や街路樹を移設するような工事が行われるケースもあります。
道路工事…各都道府県の道路を管理している者が行っている工事のことです。新設工事・改良工事・維持、修繕工事の3パターンがあります。
●道路工事の種類
新設工事…道がない場所に、新しく道路をつくる工事のことです。
改良工事…高齢者や障害を抱えた方が快適に生活できるように整備し、バリアフリー化を行う工事のことです。また車両が入りにくい道路や見通しが悪い道路などの改善を目的に幅を広げる工事なども含まれます。
維持・修繕工事…何十年経過し老朽化した道路のメンテナンスや、標識・ガードレールなどを新しく取り換える工事などのことです。